豪ドルは売られ過ぎ懸念
IMMの豪ドルのSHORTポジションが大きく売られています。
下の直近のデータによると7万枚ショートです。
歴史的な水準と言っていいです。
7万枚のSHORTはかなり衝撃的です。。
ただし、この状況だからと言って即、豪ドルが反転とはならないとは思います。
中国の富裕層に対する締め付けや中国大手不動産業者のデフォルトなどをマーケットが懸念しているのでしょう。

ここで豪ドルについておさらいしておきます。
豪ドルは資源国通貨と呼ばれています。
一般的に資源価格は世界経済の需給状況が反映される傾向があります。
世界経済の成長が見込まれる局面では需要が増えることにより資源価格は上昇します。
オーストラリアは鉄鉱石の輸出などが非常に大きく、資源価格の上昇はオーストラリアの経済にプラスに働きます。
逆に世界経済の成長が鈍化する局面では需要の低下により資源価格は下落し、資源の輸出が減少することによりオーストラリア経済に下押し圧力がかかります。
現在はコロナの影響で中国での建設需要減退により、鉄の消費が大きく減少すると見られています。
鉄鉱石価格は最近急速に値下がりしており、豪ドルはその影響を大きく受けます。
そうした鉄鉱石などの資源価格と豪ドルに相関関係があることを念頭に置いてトレードをすることも必要です。
豪ドルを取引する際は、鉄鉱石をはじめ主要資源価格に注意してください。
コメント