今日のFX戦略 10月12日(火)南アフリカランド調整か?

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<10/12 FX戦略>南アフリカランド調整か?

先週の南アフリカランド円(ZARJPY)相場は、週初7.46円で寄り付いた後、安値7.33円まで下落しました。

その理由は以下の3つの要因です。

①中国恒大集団を巡るデフォルト懸念に端を発した中国不動産バブル崩壊への警戒感。

中国と南アフリカは経済的な結びつきが強いため、中国の景気悪化は南アフリカランド安の要因となります。

②アメリカの早期利上げ観測の高まりを受けたの長期金利上昇。

アメリカ長期金利上昇は高金利通貨であある南アフリカなど新興国通貨から資金祖引き上げさせ、南アフリカランド下落要因となります

③南アフリカの主要産品であるプラチナ価格の軟調推移が重石

しかし、一目均衡表雲下限に続落を阻まれると、下記の要因により南アフリカランドは先週末から上昇に転じています。

本日は7.54と突破して南アフリカランドは大きく値を伸ばしています。その要因として

①南ア9月民間部門PMIの良好な結果(本年6月以降で初めて好不況の分岐点となる50を超過)

②南ア中銀ハニャホ総裁による「インフレリスクが具現化すれば、行動する用意がある」とのタカ派的な発言、

③南ア中銀の半期に1度の金融政策見直しで「インフレリスクの高まり」により利上げが射程に入ってきたこと、があげられます。

しかしながら、中国恒大破綻や中国のほかの不動産業界の債務問題が終息したわけではなく、リスク回避的な動きにいつ転じるかは非常に不透明だと思います。

上のチャートはZAR/JPD8時間足ですが、現在の7.56あたりが9月10日の7.804と9月21日の7.327の半値戻しとなります。

ここは、静観して戻り売りのチャンスを待ちたいと思います。

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