<10/14 FX戦略>ドル円に注目?!
円安が進行しています。
これまでリスク回避の円高と言われてきましたが、最近ではリスクオフとなっても大きな円高にはなりません。
中国恒大はじめ中国不動産バブル崩壊とそれに伴う中国経済の失速は世界経済においてもリスクなのですが、仮にこの中国恒大のデフォルトリスクが顕在化しても、大きな円高にはならない可能性が高いと考え始めています。
昨日のブログでも天然ガスの価格が高騰していると書きましたが、ヨーロッパで風力発電の稼働が低下したことや、石炭火力発電を抑えて電力不足に陥った中国の影響で、天然ガスが10倍近くに値上がりしました。
原油価格も150ドル程度まで上昇する可能性があります。
資源価格が上昇すると、日本の貿易収支は赤字化します。
日本の貿易収支が赤字化すると交易条件は悪化して、円安圧力が強くなります。
そうなると、ドル円はさらに円安になる可能性が高いのではないでしょうか?
さらに、チャート的にみても、2015年6月高値125.86から、過去6年にわたり、ドル円は前年の高値を超えることはありませんでした。
6年間上値を切り下げてきたドル円が、20202年2月高値112.23を明確に突破した意味は大きいです。

ドル円は、場合によっては、押し目らしい押し目を入れず、次なる114.55(18年10/4高値)を目指す可能性が高い気がします。
目先は114円を超えられるかがカギとなりそうですが、そこを超えるとトランプラリーの高値118.68円ですが、その次は心理的節目120円、そして2015年6月高値125.86円となります。
今日10月14日のFX戦略は、ドル円の押し目買いでいきます。
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