今日のFX戦略 10月15日(金)ドル円114円突破か?!

この記事は約2分で読めます。

<10/15 FX戦略>ドル円114円突破か?!

中国国内で大規模な停電が発生し電力不足が深刻になっています。

日系企業も中国生産からシフトする動きが強まると見ています。

これまでも中国の政治的リスクと中国の人件費などコスト増を受けて東南アジアに生産工場を移転する動きが続いていましたが、電力不足は致命的ですね。

中国政府は「脱石炭」を訴えてきましたが、石炭火力発電を増やしていくのだと思います。

ただそれでは電力不足を全くカバーできないので、天然ガスの輸入は増やさざるを得ない状況です。

オーストラリアの天然ガスは増産余地があまりなく、天然ガスの価格は上がり、豪ドルも追随して上がっていく可能性があります。

一方で、米消費者物価はほぼ予想通りの結果ながら、前年比では5ヵ月連続で5%以上の数字を記録するなど根強いインフレ圧力を示しています。

そうしたなか、公表された米FOMC議事録要旨で、テーパリングが11月半ばあるいは12月半ばの開始で意見がほぼ一致しましたね。

こうなると、アメリカの長期金利は上がってドル高になりそうなものですが、予想は外れてアメリカ長期金利は1.6%割れとなっています。

アメリカのインフレ圧力は強く、利上げは前押しされる可能性が高く、ドル高の支援材料となりそうです。

ドル/円は連日の高値更新していますね。

ここで114円を超えらるかどうかが、正念場ではないでしょうか
ここまで勢いよくドル円は上昇してきましたので、一時的に113円割れ程度まで調整してもおかしくありません。

調整なく、114円を突破するようだと年末に向けて、120円が見てきます。


為替の材料的には、米労働省は10月9日週の新規失業保険申請件数が29万3000件になったと発表しました。事前予想は32万件でしたので、ほぼ誤差ですね。

米国の9月コアPPI(生産者物価指数)は前月比+0.2%、前年比+6.8%となりました。予想は前月比+0.5%、前年比+7.1%でしたので、ほぼ予想通りです。

本日のFX戦略としては、ドル買いと豪ドルの押し目買いです。

コメント

    タイトルとURLをコピーしました