<10/28 FX戦略>レンジ相場続きそう
ドル円に関しては、しばらく20日高値の114.69円を抜けない可能性が高いとみています。
為替変動の材料的に見た場合、中長期的には、恒大集団リスクからどうしても目が離せないです。
恒大集団については、社長の個人資産の投入も取り沙汰されているが、こうした材料を織り込みながらしばらくは一進一退の相場となりそうです。
週末の衆院選は自民優勢見通しながら状況が刻一刻と変化しているので、日本の政局についても注視していきたい。
仮に可能性は相当低いですが、自民党が過半数割れという結果になるとドル円はどちらに動くのか、正直予想が付きません。
衆議院選挙の各党の主張を聞いていると、財政で経済を支える必要から各党はいずれも「分配論」ばかりが目立つように思えます。
格差をなくして、弱者を助けるというのは判りますが、財源も成長戦略も語らない社会主義国を目指すような分配論は全く理解できません。
経済の成長力が高まらなければ日本は債務膨張を繰り返すだけです。
実際、日本の財政はコロナ禍で悪化の一途にあり、国・地方合わせた債務残高が対GDP比250%台に跳ね上がり、戦費調達で大借金となった第2次世界大戦の終戦時を上回る状況にあるのに危機感が全く感じられません。
このまま、子供や孫の世代に日本の膨大な借金を押し付けていいとは思えません。
各党は大衆迎合的なバラマキ政策で国民の歓心を買うのはやめて、少子高齢化、経済成長戦略、年金問題、社会福祉制度改革、規制緩和、教育制度など議論することは山ほどあるのに、選挙で議論にならないのは情けないです。
日本の債務問題はハイパーインフレにするしかないような時が来るかもしれません。
そうなると為替もとんどもない円安になります。
そういうわけで、今日のFX戦略としては、昨日に引き続き、ドル円は113.5円付近に下落したら買いです。
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