今日のFX戦略 11月1日(月)資源国通貨高継続?!

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<11/1 FX戦略>資源国通貨高継続?!

日本は2021年8月から貿易赤字に転落しています。

貿易赤字は円安を促す要因です。

日本は資源がないので、LNGや原油など輸入物価の高騰は、輸入した原材料を製品化して輸出する日本企業の収益を圧迫するし、貿易赤字をさらに増やすことになります。

さらに日本は原子力を将来止める方向ですが、原子力を止めると当面は火力発電を増やす必要があります。

太陽光や風力は変動が激しいのでベース発電にはなりません。今年、ヨーロッパで偏西風が吹かないで風力発電で電力がまかなえなくなりました。

火力発電を増やせば、日本のLNGの輸入がさらに増えます。

エネルギーをはじめとした商品相場の高騰に日本は構造上の弱さを抱えています

構造的な貿易赤字が定着すると今後ドル円は、円安方向に圧力が掛かりやすい状況が続きます。

また、日本の自動車産業は電気自動車の流れに完全に乗り遅れています。

部品点数も少ない電気自動車は、いろいろな会社が参入可能ですし、電池の価格が下がれば、電気自動車の本体価格はさらに安くなると思われます。

海外では100万円以下の電気自動車が開発されており、さらに電気自動車はコモディティ化すると思われます。

これまで日本企業企業が得意だった、半導体、LCDパネル、TVなどの家電製品、パソコンといった製品はすべて中国、台湾、韓国などの企業にコスト的に勝てなくなって日本は敗退していきました。

ガソリン車も電気自動車に主役の座を交代されると、日本企業としても同じ運命をたどることになりかねません。

こうして自動車産業が衰退すると輸出するものがない日本はさらに貿易赤字が拡大することになるでしょう。

一方で、世界的にインフレ圧力がじわじわ高まる中、日本以外の国は金利が上がる環境下にあります。

こうした状況では、資源国通貨、つまり、豪ドル/円やカナダドル/円などは、上昇トレンドが、継続する可能性が高いと思います。

資源国通貨は原油、LNGなど商品高のメリットを受ける一方、円は資源を輸入するので、商品高のデメリットをこうむるから、トレンドが維持されやすく、高値更新を目指しやすいと推測される。

今日のFX戦略は、豪ドル/円の85.3円で押し目買いです。

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