<11/2 FX戦略>豪ドル円、絶好の押し目買い機械到来!
昨日の豪州中銀金融政策は予想通り、債券購入の金額や期日に関しては据え置くことを決定しました。
しかしながら、重要なのは、豪州経済はインフレの高まりや失業率低下で、3年債のイールドコントロールに関しては、その有効性低下から中止しました。
これは驚きです。
この影響を受けて豪ドルは上昇するかと思ったのですが、全く逆の動きをしています。
豪ドル円は84.7円を下回る動きをしており、予想外に豪ドル安となっています。
以下は今回会合の議事要旨の記者発表内容です。
・キャッシュレート(OCR)の目標を10ベーシスで、為替決済残高に関してはゼロ%で維持する。
・週40億豪ドルの割合で国債購入し、少なくとも2022年2月央までこの割合で購入を続ける。
・2024年4月満期の国債に対する10ベーシスの目標は中止する
豪州経済はデルタ株の突発発生によって生じた中断の後は回復している。
しかしながら、デルタ株の突発発生により豪州内の労働時間を急速に下げた要因となった。
今後数ヶ月で雇用を拡大させるだろう。
失業率に関する中央シナリオは今後2年間で、より低下するトレンドとなっている。2022年末には4.25%、2023年末には4%を予想している。
インフレは上昇したが、まだ2.1%と低い。総合インフレ率は3%で、一段と高くなった原油価格、新築住宅建設価格の上昇、あるいは世界的なサプライチェーンの混乱の影響を受けた。
実質のインフレは一段と、だが緩やかに上昇すると予想されている。
このようにみていきますと、マーケットが期待したほど豪中銀がインフレに関して楽観しているため、早期の利上げが示唆されなかったことが豪ドルの下落につながったと考えられます。
下記は豪ドル円の日足です。
昨日、大きな陰線が出ましたので、日足で今後切り返してくるかがポイントとなります。

資源価格の上昇と今後の政策金利上昇圧力は、豪ドル/円に対して上昇要因となりますので、引き続き豪ドル円は買い戦略です。
11月3日のFX戦略は、豪ドル円84.7円で買いです。
コメント