<11/5 FX戦略>ドル円の押し目買い
今週、RBA(オーストラリア準備銀行)の理事会がありました。
その最大のポイントは、RBAがYCC(イールド・カーブコントロール)から撤退したことです。
11月3日のブログでも書きましたが、これは驚きでした。
ちなみに、イールド・カーブコントロールとは、長期金利と短期金利の誘導目標を操作して、イールドカーブを適切な水準に維持することです。
オーストラリアの3年国債利回りは一時1.2150%まで急騰しました。
そして、重要なイベントであるFOMCがあったわけですが、その内容は、ほぼマーケットのコンセンサスどおりでした。
資産購入については月額150億ドルのペースで縮小を開始すると発表したため、2022年6月には資産購入がゼロになる見込みです。
それにしてもテーパリングから利上げが予想されるなかで、普通であれば利上げが示唆されれば、株式市場が下がることが想定されます。
そこをパウエル議長は、金融緩和を継続しながら、株価も下げない戦略は見事なものです。
ただし、インフレが進んでいますので、これを一時的といっても誰も信用していないので、というよりインフレを認めれば利上げを検討せざる得ないので、パウエル議長はインフレ継続を認められないのだと思います。
そのため、アメリカの株価は上昇し史上最高値を更新しています。
ただ、インフレ継続が見込まれる状況において、この株高がいつまでも続くとは思えません。
下記はドル円の日足です。
目先は113.5円がサポートラインになると思います。

11月5日のFX戦略は、ドル円の押し目買いです。
ターゲットは113.5円レベルでドル円の買いです。
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