<11/9 FX戦略> ドル円はレンジを抜けるか!
先週のドル/円相場は、上がったり下がったりを繰り返しながら、結局はレンジ内での動きとなりました。
先週は、アメリカのFOMCや雇用統計などの材料がありましたが、レンジ相場をブレークできませんでした。
こちらは、米ドル円の日足のポリンジャ―バンドです。
ポリンジャ―バンドの分析手法についてはこちらをご覧ください。

このポリンジャ―バンドの動きを見るとわかる通り、エクスパンションからスクイーズの状態に移行しつつあるのが、現在の米ドル円のトレンドの状況です。
スクイーズということは、次の方向性はハッキリしない状況です。
これまで、2週間ほど113.20-114.50円といったレンジ取引が、続いていますが、これが今後どちらにブレイクするかが焦点となります。
昨日のブログで指摘しましたが、ドル円は節目である113.202円をブレイクして昨日は113.1台までドル安円高が進みました。
このまま113円割れが定着するとなると、ドルは急落し円高に大きく動く可能性があります。
一方で、先週は米英豪の中銀がそれぞれ金融政策を発表しました。
程度の差こそあれ、いまだデフレ環境下にあり、超低金利政策継続の日本との違いは明確です。
いわゆる「金利差」に着目した場合、円は対ドル以外でもやはり積極的に買いに動きにくい状況です。
ドル円については、しばらく膠着状態が続く可能性がありますが、テクニカル的にみた場合、上方向に放れれば115円台乗せ、下方向ならまずは112円半ばがターゲットになります。
ちなみにこちらは豪ドル円の日足のポリンジャ―バンドです。

ドル円のチャートに似ていますが、さらに大きくエクスパンションが広がってスクイーズに向かっているのがわかります。
豪ドル円に関しても米ドル同様に上か下どちらかに大きく動くまえの嵐の前の静けさといった状況です。
しばらくは連j日相場を抜けるのか、注視してきたいと思います。
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