<11/10 FX戦略> ドル円の底値は?
昨日はFRB高官の発言によってUSドルが下がりました。
たとえばクラリダFRB副議長は「利上げ条件は来年末までに満たされる」、セントルイス連銀総裁「22年に2回利上げを実施する」、シカゴ連銀総裁は「利上げは23年を想定」--などと発言していました。
ドル円は10月11日以来、およそ1ヵ月ぶりの112円台です。
こうなるとどこまでドル円が下がるかというと、112.7円が次のレジスタンスラインになります。
ドル円に関しては、ファンダメンタルズ的には中長期ではドル高で間違いないのですが、現在のドル円の下落は一時的なものだと考えています。
ただ、どこまでドルが下がるかについては、チャートの時間分析的に来週半ばがクライマックスになるのではないかと思います。
長くても21日で反転するとすれば、ドル円は今週末から来週半ばが最安値になる可能性が高いと思います。

ただし、波乱要因としては、中国の恒大集団など不動産会社の債務問題がどこかで顕在化することがあげられます。
また、高値圏ながら不安定な推移をたどる原油相場や、新型コロナの感染再拡大懸念なども金融市場にとってのかく乱要因となっています。
ドル円に関しては、この先1週間の動きに注目です。
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