FX戦略 11月11日(木)ドル円反転近いか?!

この記事は約2分で読めます。

<11/11 FX戦略> ドル円反転近いか?!

昨日のマーケットはドル/円は112.85円レベルで寄り付いたものの、113円を超えて、下げ止まりの様相が強まりました。

昨日、話題に上ったのは、FRBのブレイナード理事が先週ホワイトハウスを訪れた際に、FRB議長の職について聞き取りを受けた、と報じたことです。

FRBの次期議長候補として公に名前が取り沙汰されているのは現議長のパウエル氏と、ブレイナード氏のみです。

今考えらる選択肢は、この二人のどちらかだと思われます。バイデン米大統領、25日までにFRB議長人事を決定」と報道されています。

今後の動向に注目ですね。


ところで、こちらはシカゴ通貨先物(円)投機筋(Non-Commercial)のポジションの状況です。

円が大きく売られ10万枚の売り越しとなっています。

かなりの円売りポジションに偏っていることに注意が必要です。

また、こちらは豪ドルのIMMポジションです。

豪ドルは大きく売り越されています。

この状況がいつ反転するのかは分かりませんが、大きなマグマがたまっていると考えたほうが良いと思います。

ただし、注意が必要なのは、恒大周代など中国不動産業者の破綻に端を発する中国経済の失速です。

なぜ、中国経済の失速と豪ドルが関係があるかと言えば、以前からこのブログでも指摘している通り、中国はオーストラリアにとっては一番の鉄鉱石などの輸出先であり、中国との経済関係は非常に強いからです。

多くの投資家が中国の景気減速をヘッジする意味で豪ドルを売っているとしたら、この豪ドル売りはなかなか解消しない可能性があります

しかし、日本と米英欧などとの金融政策の違いは鮮明であり、単純な金利差という点では円を買い進めにくい状況です。

ニューヨークダウなどアメリの株価が落ちると為替もリスクオフの円高になる可能性があります。アメリカの株価にも注目です。

ドル/円は昨日高値113.29円をめぐる攻防にまずは注目です。

113.29を抜ければ、113.70-80円を目指すことが予想されます。

時間分析的には、円高もピークが近いと思いますので、新たな大きな材料が出ない限り、円安への反転が今週末にかけてあるのではないかと予想しています。

コメント

    タイトルとURLをコピーしました