11月25日(木)トルコリラ急落!
トルコリラ円は何と9円を下回り、大底が割れた感じです。
これまでの流れは、トルコ中銀が高インフレが続く中で10月21日に政策金利を18%から16%へ大幅に引き下げたことをきっかけにリラ売り攻勢が強まりました。
それから、10月25日にエルドアン大統領が欧米10か国大使の国外追放を指示したとの報道から11.50円へ史上最安値を更新しました。
そこから、10月26日に12.10円まで戻したところから11月18日会合での連続利下げ予想を悲観して再び売られ始め、11月10日に10月25日安値を割り込んでからは連日の史上最安値更新となっちゃいました。
エルドアン大統領は「金利との闘い」を宣言しています。
さらに追い打ちをかけるように米連銀のパウエル議長再任報道からドル全面高となったことでリラ安が一段と進行しています。
1月9日から23日まで11営業日連続の陰線で下落、史上最安値更新は10日連続となりました。
もうどこまで落ちるかわかりませんね。
エルドアン大統領は11月22日の会見でこのように発言しています!
「金融政策を引き締めてもインフレは低下しない」
「経済独立戦争で成功を収める」
「国を弱体化させ、国民を失業と貧困に追いやる政策を拒否する」
2018年8月に通貨危機的な暴落により1週間で凡そ25%の下落率となった時以来のインパクトとなっています。
金融素人のエルドアン大統領が失脚するかIMFの支援がない限り、トルコリラは買ってはいけません。
ただ、これでけのトルコリラ売りが膨大に積みあがっている状況ですから、何かのpositiveなきっかけがあれば、暴騰することも頭に入れておいてください!
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