FXで勝ちたかったら読みなよ! 11月29日(月 )一時的な円高か?!

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11月29日(月)一時的な円高か?!

25日の感謝祭からホリデーシーズン入りした直後の米株式市場の市場流動性が極めて乏しいなか、株や商品などのリスクアセット中心に大幅調整、為替市場でも資源国通貨などのリスク通貨を中心に調整の余波を受けました。

こちらはオーストラリアドル円の日足です。

10月20日の高値から6%以上の下落になっています。

このリスク通貨の暴落の原因は3つのショックが同時に発生したことによります。

①南アフリカの新変異型、

②大手金融機関の2022年の3回の利上げ予想、

③米中摩擦の激化

南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異型が見つかり、行動制限への警戒からデルタ航空やクルーズ船のカーニバルが急落しました。

一方、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズなど「巣ごもり消費」関連に加え、ファイザーやモデルナが上昇し、思い出したかのようにコロナ再来相場を演じました。

米連邦準備理事会(FRB)がインフレで早期の金融縮小を迫られ、経済を冷やしすぎる「オーバーキル」になるとの懸念も投資家心理の悪化につながりましたね。

先日、ゴールドマン・サックス、2022年に3回の利上げを実施すると予想しました。

6月、9月、12月で従来の2回(7月と11月)から回数を増やすとともに、開始時期の予想を前倒ししたことも驚きでした。

米中摩擦も追い打ちをかけました。

中国当局が配車アプリ大手、滴滴出行(ディディ)に対し、米国での上場廃止を要請したと報じました。

滴滴出行は3%安と急落して終えました。

米商務省が、安全保障上の懸念から事実上、禁輸措置を実施する企業のリストに複数の中国企業を追加していたことに対する報復措置でしょう。

欧米を中心とするヘッジファンドの決算が11月末のため、アメリカの感謝祭前後に相場が急落することがこれまでも何度もありました。

この感謝祭後は概して相場は好転する傾向が強いです。

先週金曜の動きが一過性だったのか、この先の前兆や序幕だったのか、今週の動き次第ではないかと見ています。

そういった意味では、今週はポジションを縮小して様子を見てもよいと思います。

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