先週末は、新たに「オミクロン」と命名された南アフリカで発見されたコロナ変異種が、世界に拡散していることが判って相場がリスクオフになりました。
南アフリカで発見された「オミクロン」がそののち欧州の英独伊そして豪州、カナダなどでも検出されたことを受け、各国が厳しい水際措置を発動しました。
テクニカルに見た場合、ドル/円は目先高値から早くも2.5円を超える下落をたどっているものの、まだ底値を確認した感はないですね。
こちらは、ドル円の日足です。
チャートを解析すると、今週末あたりで113円割れまで落ちる感じにみえますが、オミクロン株に左右されそうです。

また、今週はパウエルFRB議長をはじめとする米欧中銀関係者らの講演など発言機会も多数予定されていますので、アメリカのテーパリングと利上げにがペースがこれまでの予想よりも遅れることが懸念されます。
一方で、ゴールドマンサックスの分析では、オミクロン株よりリスクオフは一時的なもので、年末にかけて株高の相場に戻ることが予想されています・
そうなると為替もドル高、クロス円安になり、資源国通貨も円に対して上昇することが予想されます。
とにかく、今はオミクロン株に関するニュースに一喜一憂する状況になりやすく、大きなポジションを取るべきではありません。
しかし、こうした大きな相場で、落ちてくる刀は拾うなという格言がありますが、今回の場合はチャンスでもあります。
中長期的にみると資源国通貨やUSドルは上昇する可能性が高く、資金的に余裕がある方はクロス円売りを仕掛けてもよい相場だと考えます。
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