12月1日(水)「オミクロン株」の正体は?!
南アフリカで発見された「オミクロン株」の伝染力は非常に速く、英独伊に続き同じ欧州のスペインやスウェーデンでも、すでに感染者が確認されています。
イギリスに関しては、規制が再強化され「マスク着用の義務化」を発表しました。
一方でアメリカはバイデン大統領が都市封鎖の可能性を否定しています。アメリカで「オミクロン株」による規制強化はもう少し先になるかもしれません。
また、Moderna社は、既存のワクチンが「オミクロン株」で苦戦すると予測しています。
Moderna社のCEOは、既存のワクチンでは「オミクロン株」に対する効果が以前のコロナウイルスよりもはるかに低いと予測し、製薬会社が新しいウイルスに特化したワクチンを大規模に製造できるようになるには数ヶ月かかると警告しました。
モデナ社の社長の予測は、火曜日にアジアの投資家を動揺させ、株式や株式先物は下落し、原油価格も下落しました。
今のところ、「オミクロン株」の詳細がわかるには2週間程度必要となるため、その間にネガティブな情報が出れば、リスク回避の動きにもなります。
そういうわけで、「オミクロン株」の正体が分かるまで、リスクオフのクロス円安、米ドル/円の上昇にはならないと思います。
ところで、長期的には、米ドル/円は上昇傾向にあると考えています。

ドル円の日足を見ると、ポリンジャ―バンドの-2σである112.5円付近が下値の買い目安になりますね。
しばらくは、ドル/円予想レンジは112.50-114.30円です。
一旦上がりだすと、114円前後まではすぐに戻ると予想します。
コメント