12月7日(火)リスクオフが続くか?!
12月7日に米露首脳がオンラインで会談を行うことが発表されましたね。
何を話し合うのかというとウクライナ問題などのようです。
材料的為替市場で大きな話題になりませんでしたが、両大国が話し合う機会を持つことが重要です。これは、イデオロギーが異なる中国との付き合い方にも関わってきます。
考え方は違っても、お互いの国のトップ同士が世界のため、両国の為に建設的に話し合う姿勢が問われているのだと思います。
一方、材料的に注視されていたものは、「オミクロン変異種」です。
先週末にWHO幹部が講演で「オミクロン株にワクチン改良が必要かどうかの判断は時期尚早」と話をしました。
オミクロン株は致死率が低く、これまでのワクチンでも効果がある程度期待できるのであれば、それほどの心配はいらないのではないでしょうか?
WHOもパニックの必要なしとの見解を示すなど、世界に蔓延している悲観論の払拭に奔走している感じです。
注意しないといけないのは、最初に感染が確認された南アフリカでは保健相がオミクロン株急拡大で「第4波に見舞われている」と発言していいることです。
致死率が低くても感染力が強いなどワクチン効果に疑問が出ると途端にリスクオフに傾くことになります。
アメリカでも「オミクロン株を合計16州で確認」したと発表するなど、依然として厳しい状況が続いているのも事実です。
とにかく、製薬会社のオミクロン株の分析結果やWHOの正式な見解が待たれるところですね。
こちらは、シカゴ通貨先物IMMの投機筋の円のポジションのとオーストラリアドルの動向です。

こちらは、オーストラリアドルのIMMポジションです。

円売りのポジションとオーストラリアドルの売りポジションが偏っていることが見て取れます。
オーストラリアドルのポジションが大きく売りに偏っているのは、原油や天然ガスなどの資源価格が急落しており、リスクヘッジの意味が強いと思います。
オーストラリアドルに関しては、中長期的には強気なのですが、今はオミクロン株の深刻度を見極めることが重要なので、今のオーストラリアドル円の水準でも買いを推奨できません。
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