12月8日(水)豪ドル上昇基調?!
昨日開催されたオーストラリア中銀金融政策会合は予想通り、キャッシュレート(OCR)や債券購入に関する金額や期日に関しては据え置くことを決定しました。
但し、次回の金融政策は来年2月1日ですが、そこでテーパリングに関する議論を行う予定のようです。
また、昨日のオーストラリア中銀の決定事項としては、テーパリングについて議論がありませんでしたが、ロウ総裁のタカ派的なコメントから2月のオーストラリア中銀金融政策会合で何らかの動きがあると思われます。
こうした流れを受けて、豪ドルは上昇しています。
こちらは、豪ドル円の8時間足です。
明らかに上昇基調に変化していますね。
またいつリスクオフになるネガティブなニュースが出てくるのか分かりませんが、オミクロン株も大きな影響がなければ、豪ドル円は82.5円を目指す動きになりそうです。

ところで、オーストラリアの経済状態は、意外に回復しています。
ワクチン接種率も高いですし、消費も順調です。
この先、原油や天然ガスなどの資源価格が上昇したり、オーストラリアのインフレ率が上がってくるようだと、更に豪ドル円、豪ドルUSドルが強くなってくるはずです。
特にオーストラリアの住宅価格はこの1-2年でかなり上昇しています。
来年はアメリカがテーパリングを終えて金利を上げてくることが予想されますが、オーストラリアも来年のどこかで金融緩和政策から引き締めに政策変更してくる可能性が高いです。
そういう意味では、年内の豪ドルの動きに注目しています。
一時的に豪ドル円は78円まで値を崩しましたが、これが底値だと見ています。
豪ドル円は80円前半であれば買いです。
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