12月14日(火)鉄鉱石上昇!
ブルームバーグによると、昨日、鉄鉱石の先物価格がシンガポールで一時7%超える上げを記録しました。

以下はブルーム―バーグの記事の抜粋です。
鉄鉱石先物は13日のシンガポール市場で7%余り上昇。中国が景気を支えるため2022年に刺激策強化に動くとの期待から、需要を巡る楽観的な見方が広がった。
シンガポール取引所(SGX)の鉄鉱石先物は先週まで4週連続高の流れを引き継ぎ、このままいけば10月後半以来の高値で引ける。
中国共産党指導部は10日まで3日間にわたり開いた中央経済工作会議で、来年の最優先事項は「安定の確保」だと指摘。政策を「前倒し」するとともに、柔軟かつ適度な金融政策スタンスを維持する方針も示した。
中国、財政刺激策を近く強化へ-政策前倒しで来年後半息切れもSGXの鉄鉱石先物は一時7.2%高の1トン=116.15ドルとなった。中国の大連市場では4.5%高で引けた。
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鉄鉱石の価格は中国の経済と相関が強いです。
中国の景気が良くなると建設需要が増えて、製鉄所で鉄鉱石の需要が増加します。
そうなると鉄鉱石が主要な輸出原料であるオーストラリアの輸出額が増えて、オーストラリアドルにとってプラスに働くというわけです。
ちなみにこちら↓は、鉄鉱石(鉄鉱石細粒、62% Fe CFR先物 概)の日足です。
11月下旬から大幅に値を戻しています。
ただ、ピークと比べると半値程度ですので、今後の値動きに注目していきたいです。

こちらは豪ドル円の日足です。
90日と20日の移動平均線が重なる82円あたりがレジスタンスラインとなって、82円を超えられずに81円割れとなっています。

豪ドルに関しては、鉄鉱石、原油、天然ガスなど資源価格の上昇に追随する可能性が高いので、今後の資源価格の値動きに注目です。
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