12月15日(水)FOMC待ち!?
明日のFOMCを控えて為替相場は膠着状態です。
さらにクリスマス休暇も近いということで、欧米では取引自体が閑散としています。
そういうわけで、ドル/円相場は引き続きレンジ相場となっています。
この1週間は113円台で推移しており、FOMCまではレンジ相場が続く公算が高いですね。
また、今週は米FOMCのほかに日本、ヨーロッパ、イギリスでも風王銀行の政策発表が続きます。
事前の予想では、各国ともの大きな政策変更はない見込みですが、注意は必要です。
トルコの状況も注目しています。
エルドアン大統領の健康状態が危惧されていますが、もしもトルコ中銀が次の政策発表で金利を上げたりしたら、トルコリラは爆上げになるでしょうね。
ただそんなことを予想してトルコリラを買うのはやめて、そうしたニュースがあってから流れに乗って買ったほうがリスクは少ないです。
ところで、今後の為替の動向を左右する要因としては、やはりオミクロン株の動向にあります。
これまでオミクロンは致死率が低く、感染しても症状が重篤にならないので、現在のデルタからオミクロンに移れば、コロナも普通のインフルエンザ扱いになると期待されていました。
ただ、オミクロン株については、危機感が急速に再燃しています。
ニューヨークダウをはじめとした株式市場でもマイナス圏で引けたことでリスクオフに傾いていることが分かりますね。
実際、中国の天津市で初めてオミクロン株感染者が観測されたり、英国で死者発生との報道を受け弱毒性が本当かと疑問が持たれています。
こちらは、日経VIというリスク指標です。
すでに20前後まで下落しており、リスク強度は低くはないのですがドルは上がってきません。
明日のFOMCでは2022年に2回の利上げを見込んでいるので、3回以上の利上げを示唆すると株式市場は大きく下落する可能性があります。
そうなるとリスクオフのドル高になる可能性が高くなり予断を許さない状況です。

今日はFOMC前ということもあり完全に様子見です。
こういう時は動かいことです。
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