12月17日(金)リスクオン!
昨日、12月最大のイベントといえるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表されました。
声明文からはインフレについて「一時的」という文言が削除されました。
また、FOMCメンバー全員が2022年の利上げ支持して、2022年は3回、2023年も3回、2024年は2回の利上げを示唆しました。
ある程度予想通りとはいえ、こうしたFOMCのタカ派的な発言に呼応して、ドル円はじり高が続いたのち、FOMCを受け114円台に乗せました。
クロス円もトルコリラ以外は上がっています。
通貨別には、株高と原油高で豪ドルが買われています。
こちらは、オーストラリアドル円の日足です。
ポリンジャ―バンドの1σは83.6付近です。まずは中期的に83円台半ばを目指す動きになりそうです。

ただ、下記の1時間足を見ると82.4円あたりで短期的には上値が抑えられる可能性があります。実際昨日は82.4円に届かず今朝は81.6円まで下落しています。
当面は、この82.4を超えられるかが注目のポイントです。いったん超えてくると83円台まで早いかもしれません。

ドル円に関しては、やはりアメリカの長期金利がポイントとなりそうです。
FOMCでタカ派的な発言が出て、金融引き締めにFRBが進む方針を示しても、なかなか長期金利は上がってきません。
こちらは、アメリカ10年債の1時間足ですが、FOMCを受けて少し動きがありましたが、また1.45付近で頭を押さえられています。

ドル円に関しては、円のショートが大幅に積みあがっていることもあり、急伸することはなさそうですが、やはり中長期的は長期金利も上がっていくにつれて、ドル円も115円を超えてくるのが自然だと思います。
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