12月21日(火) ランド円 7.3円を目指す?!
南アフリカランドについて久しぶりにレポートします。
先週は、7.0-7.2のレンジを行ったり来たりする値動きの少ない相場でした。
南アフリカは、オミクロン株の発生源ということもあり、南アフリカランド相場はオミクロン株の感染状況にマーケットは反応しやすいです。
最近は、オミクロン株の感染者拡大懸念もあり南アフリカランド円は上値が重いですが、7.0円をサポートに底堅い値動きが続いています。
アメリカのFOMCではテーパリング加速が予想通り、金利見通しは予想よりもタカ派だったため、南アフリカランドのような新興国の通貨は下がる傾向にあるのですが、アメリの長期金利が全く上がらないため、南アフリカランドも底堅い動きをしています。
こちらは、アメリカ10年債の1時間足の値動きですが、1.38%まで急落しています。
ここまで下落する理由は定かではありませんが、ドル安の原因になっています。

また、格付け会社のフィッチが南アフリカは予想よりも早い景気回復を見せていることから格付け見通しをネガティブから安定的に引き上げたことも好材料となりましたね。
今週は欧米勢がクリスマス休暇のため、取引が少なくなりランドの値動きもあまりないと思います。
一方で、南アフリカのオミクロン株の感染者は、増え続けています。
平均で1日あたりの感染者数が2万人を超える日が続いていますので、感染者数だけ見るとかなりのインパクトですが、重体化するケースは少なく、大きな問題になっていません。
こうなると、インフルエンザと同じ扱いにできるでしょうから、これまでのように過度におびえてロックダウンなどする必要はなくなりかもしれません。
こちらは、南アフリカランドの日足のチャートです。

ポリンジャ―バンドを重ねてみると、上昇する気配がうかがえます。
南アフリカランド円は、7円を下回るようなら買いで行きたいです。
ただ、大きな値動きは期待できないので、レンジ相場を前提に今週は7.0-7.3円の間で考えて下さい。
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