12月23日(木) 円安続くか?!
世界的にコロナの感染者が増えてきましたね。
WHOの欧州地域事務局長が、欧州におけるオミクロン株について「新たな嵐が迫っている」と警告しています。
ヨーロッパでこれほど感染者が増えている状況を考えると、日本含めアジアや他の地域でもオミクロン株感染者が増加していく確率がかなり高まっています。
しかし、豪首相は「コロナ感染者増でもロックダウンを再導入しない」と発言しています。
英首相も「クリスマス前に新たな行動制限を設けない」という方針を打ち出しており、重症化するリスクが少ないオミクロン株に対する過度な警戒は不要なのかもしれません。
為替の状況はというと、ドル/円は、レンジを上に抜け114円に突入しています。
ただ、ドル円が上昇したと言っても12月15日につけた高値の114.27円を明確に抜けないとドル高の上昇継続は難しいです。
114.27を抜けて114.5あたりまで行けば115円に接近すると思います。
こちらはIMM投機筋の円のポジションです。
IMM投機筋ポジションについての解説はこちらをご参照ください。

円のショートつまり円を売っている人が非常に多い状況です。
そうはいっても直近では円ショートのポジションが減少してきています。
日本のFX投資家もかなりの円ショートのポジションを積み上げているので、円安になると利益確定のドル売り円買いが増えてなかなか一直線にドル円が伸びる状況ではないようです。
特に今の時期は、オミクロン株が引き続き不安要因となっているうえ、クリスマスや年末年始を前にポジションを縮小したり調整する動きが増える傾向にあります。
逆にマーケットが閑散としているときは、相場が急変することがあるので注意してください。
ドル円だけではなく、豪ドル、ニュージーランド、ユーロなど軒並みクロス円が上昇しています。

上のチャートはUSD/JPY、EUR/JPY、AUR/JPY、NZD/JPYの1時間足です。
USDの勢いはないですが、ユーロ、豪ドル、ニュージーランドドルは上昇の勢いが違います。
ただ、前述したとおり、クリスマスを控えて大きく上昇するとは思えないので、ユーロ、豪ドル、ニュージーランドドルのクロス円のポジションを持っている方は、トレールで下落したら売却という戦略が良いと思います。
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