1月11日（火） 南アフリカランド下落トレンド？！
南アフリカランドのような新興国通貨は、米国の金融政策と高い相関関係があります。
その理由は、多くの新興国は、アメリカドルの借金が多くアメリカの長期金利が上がると、金利負担が増して新興国の通貨は下落する傾向が強まるからです。
一般的に、米国の金融緩和局面では新興国通貨は「上がり過ぎ」に向かいやすく、その反動もあって、米国の金融引き締め局面では新興国通貨は下落リスクが急拡大します。
今回のアメリカFRBの金融引き締め政策への転換により、「上がり過ぎた」た新興国通貨はその反動の影響もあって、大きく値を下げる可能性が高まっています。
こちらは南アフリカランド円の月足です。
これまでのアメリカの利上げ局面での経験から50日移動平均線（紫ライン）を大きく下回るリスクが高まっていると考えております。
現在の南アフリカランド／円は7.32円程度です。
この水準から3割近く下回るとしたら、5.5円程度まで下落するリスクを想定する必要があるのかもしれません。
こちらは、南アフリカランド円の日足です。
昨日はクロス円をはじめ、ドル円も大きく値を下げました。
南アフリカランド円は、1円以上値を下げています。
南アフリカランド円がアメリカの長期金利が上昇していくようであれば、このまま下落が継続して7円割れまで下落する可能性が高いです。
アメリカの長期金利が上昇するのか注目してください。
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