3月2日(水) ユーロからオセアニアに資金移動?!
ロシアのウクライナ侵攻は金融市場にも大きな影響を与えるでしょう。
マーケットはニュースが出るたびに右往左往している印象ですが、
個人投資家はこういう時はうろたえないで静観しているべきと考えます。
なぜなら、地政学リスクが顕在化した時は、株式市場は大きく下落する
ようなことがありますが、為替は地政学リスクの動きでトレンドが発生
することは少ないからです。
ドル円は動きがほとんどないといってよいレベルです。
こちらはドル円の日足チャートです。
レンジ相場におさまっていますね。
ただ、若干、やや下方向に動きそうなチャートです。
ポリンジャ―バンドの-2σである、114.5円付近では短期的に買い
ポジションを持ってもよいでしょう。

基本的な短期のスタンスとしては、ウクライナ情勢よりも、FRBの
動きに注目しています。
ウクライナ情勢はロシアが核兵器を使うことはないでしょうが、何か
特別はサプライズがない限りこれ以上為替マーケットは大きく動かないと思います。
FRBの金融正常化の動きは後退していると見る、市場関係者の声を
よく聞きますが、昨日のブログでも書いたとおり、インフレは収まる兆候
はなく、むしろインフレが加速する可能性が高まっているので、今後の
FRBの金融政策に注目してください。
注目の3月のFOMCでは、従来は0.5%の利上げが予想されていましTが、
今は0.25%の利上げの予想が大半です。
3月15日(火)~16日(水)に開催されるFOMCまでは、ロシア情勢を見ながら
今のような一進一退のドル円相場になりそうです。
参考にこちらは、USD/RUBの動向ですが、ロシアルーブルが大暴落継続
しています。

ロシアの銀行やロシア企業、そしてロシアの一般の人たちにも経済制裁が
大きな重しとなり、ロシア経済は大きく下落します。
影響を大きく受けるのがドイツですね。
ユーロはしばらく上昇軌道には乗らないでしょう。
資金がロシアやヨーロッパから遠い、オーストラリアドルやニュージーランドに
流れているそうです。
【今日のFXポジションと戦略】
ユーロ豪ドル:基本は様子見ですが、ユーロ豪ドルは売りです。
ただ、すでにかなり下げているので、無理は禁物。
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