3月9日(水) ユーロ買い推奨!
今回のロシアのウクライナ侵攻により、為替市場ではユーロが
大きく動いています。
ただ、地政学リスクの当事者でもあるユーロの急激な下落を予想する声も
多くありましたが、実感としては思ったより落ち着いている感じです。
何より、ドル円に関してはほとんど動いていません。
こちらは、ドル円の日足チャートです。

これだけの有事においてもドル円が円高に動かないということは
今後想定している株価の下落局面でも、ドル円に関しては大きな
円高にはならないかもしれません。
その理由として、日本の経常黒字は依然巨額えすが貿易黒字が大幅に
下落していることでしょう。
具体的に数字を見ると、2021年に関し、日本の経常黒字は
15兆4360億円で、貿易黒字は1.8兆円です。
また、ユーロ圏は世界最大の経常黒字圏としての地位を確固たるものに
しており、その中身はほとんどが貿易黒字です。
例えば、2021年のドイツの経常黒字は2470億ユーロですが、
そのうち貿易黒字は1840億ユーロと7割以上を占めます。
これでは「リスクオフの円買い」も期待はできないですね。
さらに、こうしたユーロの大きな実需の存在は、有事にこそ威力を
発揮しやすいと考えられます。
「ウクライナ危機でユーロ暴落」というのは理解できますが、
このままユーロが下落し続けるとは考えにくいです。
こちらは、ユーロ円の日足チャートです。

昨日は日足で陽線となり、そろそろ底を打つ時期でしょう。
今後1年間のユーロ相場に関し、対円では125─140円を予想しています。
【今日のFXポジションと戦略】
ユーロ円:中長期の戦略として125.4円30通貨購入済み。
125円後半は押し目買い
ストップは124円。
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