3月28日(月) クロス円短期的に天井か!?
外国為替市場で円安の流れが止まりませんね。
円の対ドル相場は今月、1ドル=120円台となっています。
実に6年ぶりの安値水準であり、3月は7円近くも上昇しています。
ドル円の日足をみても一目瞭然で押し目らしい押し目もなく一方的に
上昇しています。

これほど、ドル円が上昇している大きな要因は以前から指摘している
日米金利差の拡大です。
この流れはこれからも拡大していくでしょう。
さらに日本の経常収支の赤字慢性化リスクも一因と言われています。
日本企業の海外生産で輸出は鈍り、資源高で輸入は急増しています。
特に原油や天然ガスなどすべて輸入で賄っている資源のない日本は
経常収支が悪化しやすい状況です。
このまま原油価格が100ドルを大きく超えた水準が続くと、日本は経常収支が
1996年以降で初めて経常赤字になります。
今、これだけの円安になっていろいろと円安になった理由を上げることは出来ます。
でもこれほどの円安を予想くしていた評論家を知りません。
今は誰しも円安論の傾いており、年内125円、130円、150円という予想が出ています。
逆に皆が円安に傾き過ぎると注意が必要です。
ファンダメンタルズ的には明らかにドル高円安の材料しかありませんし、
私も中長期的は円安になる可能性が高いと考えており、ドル円、豪ドル円は
LONGのポジションを保有しています。
ただ、クロス円の時間分析をするとそろそろ天井を付けそうです。
クロス円の代表的な南アフリカランド円でみてみます。
日本の投資家にも人気の南アフリカランド円ですが、日足で陰線が出ると
要注意です。
時間分析的にも天井を付けそうなチャートです。

南アフリカランド円は8.42円あたりで売りポジションを持ってもいいです。
ただし、ストップは必ず設定してください。
【今日のFXポジションと戦略】
南アフリカランド円:中長期で強い上昇トレンド。
時間分析的に天井を示唆。
8.42円で売り注文。
ストップは8.48円。
コメント