4月5日(火) 南アフリカランド仕込み時!?
今日は南アフリカランドについてコメントします。
先週のランドは対ドルではランド高でのもみあいという感じでした。
ランド円に関しては、ドル円が急騰したことを受けて、ランド円も
週初に上昇し、その後は元の水準に戻って週を越したといった感じです。

南アフリカランドに関しては、ロシアからのレアメタルの代替輸入先
として南アフリカランドが買われるという期待があります。
特に注目しているのは、プラチナです。
パラジウム価格は大幅に上がってから、直近では大きく下げて1月下旬の
水準へと戻りました。
パラジウムはディーゼル車の排ガス処理用の触媒に使われていました。
もともとはプラチナの方が性能はずっと良いのですが、プラチナが高いため、
パラジウムが性能が劣るけど価格が安いために使用されてきました。
ところが、パラジウムの価格がプラチナよりも大幅に上昇してしまい、
自動車メーカーはディーゼル車用でもプラチナを使用できるよう設備を
更新しているようです。
やはり、プラチナの需要の多くは自動車産業という事になるので、今後
プラチナの価格が上がってくると見ています。
こちらは、プラチナ先物の日足です。

下はパラジウムの日足チャートです。

中長期的にはこのプラチナとパラジムの価格は逆転してもおかしくないと
思っています。
そうした状況でロシアのプラチナの生産量はあまり知られていませんが、
世界2位です。
ロシアの産出量は24トンほどですが、世界のプラチナの産出量は約188トン
なので、ロシアからの供給がストップすると代替して生産できるのは、
南アフリカしかいないのです。
南アフリカには約12万平方キロメートルの「ブッシュフェルト複合岩体」
という岩盤地帯にレアメタルを含んだ地層があります。
この鉱脈から多くのプラチナが産出されています。
【今日のFXポジションと戦略】
南アフリカランド円:長期的な上昇を見込んで仕込み時。
8.35円以下でLongポジションを持ちたい。
ポジションを持ったら、ストップはかなり離して7.5円程度。
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