6月13日(月) 個人資産の海外逃避!?
先週1週間の主要通貨の対ドルでの道教を確認すると、全ての通貨がドルに
対して下落しています。つまりドルが全面高となっています。
アメリカの10年債利回りは3.16%と大きく上昇しており、ドル高の原因
となっています。

さらに、日銀や日本政府の円安容認の発言や政策が円安を助長しています。
現在の円安政策の始まりはアベノミクスです。
日本でもっとも政治力を持つ安倍元首相は7月の参議院選挙を控え、現在の
円安を批判するような政府内での発言は押さえつけられているのです。
日銀の黒田総裁もアベノミクス推進を強く支持してきていますので、
現在日本の物価が上がり始めていますが、一時的なものだとして金融政策の
転換を強く否定しています。
アメリカFRBの金融引締めが遅れたのも、今の日銀と同様に物価上昇が
一時的なものだとして、対策が遅れたことが指摘されています。
アメリカはその後ご承知の通り、物価上昇が止まらず大幅な金融引き締め、
すなわち公定歩合の0.5%引き上げにつながっています。
ところで、シカゴIMM投機筋ポジションの状況を見ると円安に偏っていることが
よく分かりますね。

FXのことならセントラル短資FX
シカゴIMM通貨先物ポジション推移を掲載しています。
日本の2000兆円と言われる個人マネーが海外株に殺到しているようです。
2021年は海外株への投資額は8兆3000億円となり、日本株への投資額(280億円)
の300倍近くになりました。
私もそうですが、日本から資金を海外あるいは円以外の通貨に移転させています。
こうした考えがこれからも浸透してくると、円安を止めることは難しい
かもしれません。
【本日のFXポジションと戦略】
ドル円:中長期的には上昇傾向。
短期的には上がり過ぎの反動に注意。
アカウントをフォローしてください
https://twitter.com/FX928666939
人気ブログランキング - 投票処理中
コメント