6月27日(月) インフレは終わらない!?
アメリカのインフレは8%を超えている状況が続いています。
1970-19080年代もアメリカ大幅なインフレに見舞われてFRBが金利を引き上げて
インフレ退治を試みたことがあります。

結局インフレはなかなか収まらずに何年もインフレに悩まされ続けた経験があります。
今回のアメリカのインフレはどうなるかというと、やはりFRBが金利を引き上げても
そう簡単にはインフレは収まらない可能性が高いです。
インフレを抑え込むために金利を引き上げると景気は後退する可能性が高まります。
株価の調整もまだ序の口かと思います。
現在、マーケットは、景気が後退することによりコモディティ価格の下落が起こり、
インフレはいずれ収束するという楽観的な見方をしています。
したがって、最近は株価も戻す方向に動いており、為替も円安方向に動いています。
日本の物価もようやく日銀が何年も唱え続けていた2%の物価上昇率を達成して
どうなるかと思いきや、国民の間でインフレに対するアレルギーが噴出しています。
30年もの間デフレに慣れてきた日本国民には少しの物価上昇は耐えがたいのかもしれませんが、年初から20%も円安が進んでいて、しかも原油など資源価格が高騰している状況でこの程度の物価上昇で済んでいるのは、企業の忍耐としか考えられません。
この先、日本の物価がさらに上昇すると、日銀はどう動くのでしょうか?
イールドカーブコントロールを止める、あるいは方向転換するということになれば、
一時的に円高に傾きますが、債券価格が暴落して、日銀や日本政府の国債の利払いが耐えられないような状況に陥ります。
そうなると無限円安地獄が進むことになり、一時的な円高は霞んでしまうでしょう。
円安はこの先、長期的にさらに進むと見ています。
やはりドル買い円売りの方向性は変わりません。
【本日のFXポジションと戦略】
ドル円:135.5円を上抜けしたので、さらに上昇傾向。
133円台では押し目買い推奨。
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