7月14日(木) アメリカCPIショックで株価下落加速!?
昨日発表された6月の米CPIは前年同月比9.1%上昇しました!
この数字は、市場予想(8.8%)を大きく超えています。
また、1981年11月以来の高い伸びです。

逼迫していた需給の緩和で価格の落ち着きが見込まれた新車や中古車の伸びが続いたほか、中長期の物価動向への影響が大きい家賃も上げ幅を広げています。
インフレが簡単に終わらないことは、このブログでも指摘しています。
評論家の間では、コモディティ価格が落ち着きを見せていることから、インフレが沈静化するとの期待があっただけに、このインフレ加速はマーケットにも衝撃を与えています。
やはり、日本も含めて世界的に現実の高インフレが定着する可能性が高まっています。
昨日のCPIショックを受けて、FRBはインフレ対策を強化するでしょう。
さらに、アメリカは11月に大統領選挙があり、バイデンン政権からのインフレに対する有権者の不満を沈静化するよう大きなプレッシャーを受けています。
FRBはこの結果を受けて、需要抑制に向けた積極的な金融引き締めを強化するために7月下旬のFOMCで0.75%ではなくて1.0%の利上げ予想が増えています。
FRBが利上げを急ぐのは物価高の背後にある強い需要を早急に冷ますためなのですが、当然景気を冷やすことになります。
景気が冷えると株価は下落することになるので、急速かつ大幅な利上げは、アメリカの景気の落ち込みを深刻にするリスクを高めています。
こうした流れを織り込んで、アメリカの株価は年初から大幅に調整していますが、まだこの程度では済まないと見ています。
すでにインフレや金利急上昇の影響で個人消費や住宅投資、企業の景況感には減速感が出ています。
インフレが鎮静化すれば、FRBの利上げが打ち止めになる思惑が高まり、株式マーケットも持ち直すのでしょうけども、インフレがピークアウトしない限り、マーケットは不安定な動きが続きます。
為替は、リスクオフで円高と言いたいところですが、この構図も崩れつつあります。
基本はやはりドル買い継続で、円が買われる理由は今のところないので、ドル円を押し目買いです。
あとは、リスクオフでオーストラリアドル円を売りなどが考えられるところです。
【本日のFXポジションと戦略】
ドル円:長期でロングポジションを持ちたい。
押し目買い方針継続。
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