7月24日(日) ドル円押し目買いの好機!?
先週金曜日に発表された米欧のPMI(購買担当者景気指数)が軒並み好不況の分かれ目である50を下回りました。
これまでも、ずっとお話してきたことですが、世界的な景気減速は現実的なものになりつつあります。
こうしたことから、将来の景気減速を織り込みアメリカの金利が低下しました。
また、ECBが予想を上回る0.5%の利上げを発表しました。
ECBが利上げしたことでマイナス金利を継続していいる先進国は、日本とデンマークくらいみたいですね。
ECBもアメリカと同様にインフレ退治を優先するために、経済を犠牲にしても金融引き締めを急がなければならない現状が浮き彫りとなってきました。
こちらは、最近ドル円相場と連動性の高いアメリカの2年債の金利動向ですが、先週末に3%を割って大きく低下しています。

こうしたことから、ドルが売られ、円が買い戻されています。
円は他の通貨に対しても買い戻されていて、円は大きく上昇しました。
こうした円高局面では、日本のミセスワタナベと言われているFX投資家たちが、ドルを買って円を売る動きが強まっているようです。
金融先物取引業協会がまとめた店頭FXにおけるドルと円の取引量は6月に7兆ドルを超えて、統計を遡れる08年11月以降で過去最大の規模となった、と報道がありました。
こうしたFX取引によるドル買い円売りは、ドル円相場が下落すると逆張り取引としてドル買いが進むため、ドル円相場の大きなドルに対する支えになっています。
FX取引では、金利での収入が見込めるため、ドル買い円売りでは毎日金利収入が見込めることも個人投資家にとっては大きなメリットですね。
今後もアメリカが利上げを継続するわけですから、こうしたFX投資家のドル買い圧力は強まるかもしれません。
ところで、IMMの投機筋のポジションをみてみると、やはり円が大きく売られています。
ただ、6月半ばあたりから円買いも増えているようで、今後の動向にも注目しています。

最後にドル円の2時間足チャートをみると先週末のアメリカ時間に3円ほど大きく下落していることが分かります。

アメリカ景気減速はFRBが利上げすると決めたときから予想できたことで、経済指標が多少悪化したり企業の決算が悪化することも織り込み済みだと思っていました。
やはり、日銀の金融緩和政策は変更できない状況が続くので、ドル円は上昇傾向に変わりはありません。
ただ、ドル円のチャートは少し悪化しているので、今、ポジションを持つときには覚悟が必要ですね(笑)
今週、135円で下げ止まるか注目です。押し目買いの好機と見ています。
【本日のFXポジションと戦略】
ドル円:中長期的には145円を目指して上昇予測。
チャート悪化しているが、押し目買いの好機。
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