FXで勝ちたかったら読みなよ! 2月21日(火)ドル円強い?!
しばらく日本に帰国したので少し時間が空いてしまいました💦
しかも久しぶりに寒い日本に戻ったので、風邪をひいてしばらく寝込んでいました。
ただ、新型コロナではなかったです。
タイに帰ってくると暑くてほっとします。タイも一番暑い夏が近づいている気配濃厚です
ドル円は1月26日のコラムでも取り上げたとおり、上昇基調です。
135円を大きく抜けてくると140円あたりまで上昇する可能性が高まります。
一つの理由としては、2月3日に発表された1月米雇用統計の結果です。
非農業部門雇用者数が前月比51.7万人増、失業率は1969年5月以来の3.4%へ低下という衝撃的な内容でした。
この結果は、だれも予想していなかったのではないでしょうか?
統計データの取り方が変わったために、このようなマーケットの予想と大きなズレが生じたという話も聞きますが、アメリカの労働市場の強さが意識される数字となりました。
しかも、12月の米労働省雇用動態調査(JOLTS)の求人件数は1101万人で、失業者1人に対して約1.9件の求人件数という驚異的に強い数字でした。
こうした雇用指標を受けて、FRB理事からタカ派的に発言が相次出います。
また、1月の米消費者物価指数(CPI)は、前年比で総合が6.4%上昇、コアが5.6%上昇と若干鈍化したものの、前月比では総合が0.5%、コアが0.4%の伸びとなりました。
特に住居費は粘着性が高く、下落しずらいです。
さらにガソリンをはじめとするエネルギー価格も反騰しており、食品価格も高止まり状態です。
やはりインフレは簡単に大きくは落ちないものです。
仮に5%以下のインフレ率になっても、そこからFRBの目標である2%に落とすのは至難の業ではないでしょうか。
ドル円が上昇するもう一つの理由は、アメリカの債券利回りの上昇です。
現在、アメリカ2年債利回りが4.67%あたりですが、1月の雇用統計発表あたりから大幅に2年債利回りは上昇しています。
これは、FRBの利上げが2023年の夏ころまで上昇が続くことが、マーケットが徐々に織り込み始めたことのあらわれです。
アメリカの2年債利回りが上昇しているにも関わらず、ドル円相場は伸びていません。
その理由は、日銀の新総裁交代による金融政策変更、すなわちYCCの撤廃などが警戒されていることです。
ただ、可能性は低そうですが、仮に日銀の金融政策が変更されても、一時的に円高になるだけで、ドル円上昇の流れは変えられないでしょう。
ドル円は押し目買い戦略継続です。

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