6月24日(土) 南アフリカランド円はどうなる?!
6月19日にミャンマー沖でマグニチュード6.0の地震が発生しました。
バンコクでも高層ビルなどは少し揺れたようです。
基本的にタイの建築物は地震発生を想定していない構造なので、万が一
大地震が来たらほとんどの高層ビルは崩壊してしまいそうです。
ほとんどのタイ人は小規模の地震も体験したことがないと思います。
久しぶりに南アフリカランドについてコメントします。
今週の南アフリカランド円相場は、久しぶりに7.8円を突破して上昇しました。
クロス円が全面的に上昇した流れに乗った感じです。
ただ、その後に発表された南アフリカの5月景気先行指数が前月よりも悪化したことと、
5月の消費者物価指数の伸び率が鈍化したことで、南アフリカ中央銀行による追加利上げ観測が
後退して、南アフリカランド円は上値の重い展開となりました。

南アフリカランド円の日足チャートをみると、6月初旬から急激に上昇していることが分かります。
イギリスポンドや豪ドルなど他のクロス円も同じような値動きをしていますが、短期的には
調整する局面だと思います。
大きな理由は、アメリカの長期金利の急上昇です。
アメリカFRBは年内にあと2回の利上げをするとパウエル議長が発言して、マーケットは景気が悪化するのでそんなことできるわけがないと、年内2回の利上げを織り込んでいなかったのですが、ここにきてFRBの本気度がマーケットを動かし始めました。
そういった背景もありドル円は上昇しているのですが、これは全体的にドルが強くなっている
ためです。
ドルに対して南アフリカランドが下落すれば、相対的に南アフリカランド円も下落します。
この流れがしばらく続くと考えるので、南アフリカランド円相場ももう少し調整しそうです。
ただ、円安の流れは中長期的に変わりません。
これは日銀の金融緩和が継続する限り、大きな流れは変わらないでしょう。
逆張りは禁物です。
やるなら短期に絞って必ずストップロスを入れることですが、多くの日本人投資家は逆張りで大きな損失を被っています。
話はそれますが、相場で勝つには自分に勝つことです。
自分に勝つとは、儲けたいという欲と損をしたくないという恐怖をコントロールすることです。
今後の私の戦略は、やはりクロス円で円安の相場の流れに乗ることです。
南アフリカランド円は、カントリーリスクが高すぎるので、最近は手を出していません。
今年、訪れるかもしれない金融危機など突発的なリスクに弱い、南アフリカランド、メキシコペソ、トルコリラなど新興国通貨は、手を出さないか、ポジションを小さくしておいたほうが無難です。
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