7月1日(土) 為替介入あるか?!
6月も終わり1年の半分が終わりました。
月末でもっと為替は乱高下するかと思ったのですが、意外に静かでしたね。
リバランスも終わり、7月から新たな投資資金が流入して日本の株式相場はまだ上がりそうな予感です。
米ドル/円は、遂に145円の節目に一時到達しました。
145円と言えば財務省による介入ラインと言われています。
2022年に財務省が介入した際は145円だったので、145円超えは、いつ介入があってもおかしくない水準ということは意識しておいたほうがよさそうです。
今朝の日経新聞にも、記事が出ていました。
”イエレン米財務長官は30日、円安対応の為替介入の是非について、日本政府と調整に入っていることを明らかにした。「私たちのチームは介入の根拠をよりよく理解しようとしており、日本の当局者とも連絡を取り合っている」と述べた。”
ただ、今のドル円の動きであれば、しばらく為替介入はないと思っています。

為替介入というのはG7でルールがあって、為替介入が認められるのは、為替介入が必要なほど危機的な状況になっていることが条件となります。
円安の今の水準が、例えば1日で急激に1-2円程度円安に動いたりすると為替介入の期待感が高まりますが、危機的な状況とは言えません。
G7で協調介入ということは考えられないので、日本の単独での為替介入であれば、日米の金利水準の乖離が大きいので、ドル円は介入で一旦大きく下がったとしても、145円の水準まで戻る可能性が高いです。
こちらはアメリカ2年債利回りの日足チャートです。
直近では、アメリカの更なる利上げを織り込んできており、利回りは5%に迫るような動きになっています。

もしかすると150円程度までは円安に動くかもしれませんが、為替介入はチャンスです。
為替介入のタイミングでドル売りを仕掛けるのもいいですし、下がったところでドル買いに動くのは狙い目です。
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