8月26日(土) ジャクソンホール会議後は中国経済悪化に注目。ユーロ売りか?!
注目のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長による講演がありました。
ところでジャクソンホールって、ホールの名前ではなくアメリカワイオミング州の地名なのは知っていましたでしょうか?私は最近まで知りませんでした😅
パウエル議長の講演内容を要約すると、
・インフレ率3%台になったが、依然として高すぎる、
・9月のFOMCでの追加利上げの可能性を示唆、
の2点でしょうか。
ある程度予想された少しタカ派的な発言で、ドルは少し上がりましたが、大きな変動なく
為替マーケットは終了しています。
今後の為替見通しとしては、世界のGDP2位の中国経済の減速が鮮明になりつつあることが
大きなリスク要因として浮上しています。
中国と経済的な結びつきが強いオーストラリアやヨーロッパの通貨が影響を受けます。
オーストラリアドルは既に大きく下げており、ユーロの下落の方が大きく作用しそうです。
また、ユーロ弱気の理由の一つに、独英などの欧州先進国の経済指標も弱くなっていることが
あります。
欧州経済の先行き不透明感による、ECBの利上げ停止の示唆があるとユーロは急落しかねません。一方で、昨夜のパウエル議長のタカ派的発言によりドルが強くなるとすると、ユーロドル
の下落をメインに考えたいです。
来週は8/31に予定されているユーロ圏8月HICP速報値も注目です。
仮に市場予想を下回る結果となれば、ECBによる金融引き締め休止観測が高まり、
ユーロドルの下落に拍車がかかることになります。
EUR/USDの日足チャートを見ると直近では下落局面が続いています。
このトレンドはどこまで続くか分かりませんが、反転するまでトレンドフォローが基本戦略です。

あとは、EUR/CHFの売りも有効です。
EUR/CHFは今年大きく上げていますが、米ドルが年内には頭打ちになりそうなのと比較して、
スイスフランはまだ上昇余地があります。
こちらはEUR/CHFの日足チャートです。
チャート形状からするともう一段の下落がありそうです。

EUR/USDおよびEUR/CHFともに、戻り売り戦略で早めに仕込んでおきたいです。
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