3.テクニカル分析の活用

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テクニカル分析とは?

FX取引をする場合、相場が上昇、または下落するという予測に基づいてポジションを取ります。

では、どうやって相場の動きを予測するのでしょうか?

確かに上がるか、下がるか、動かないか、のどれかですので、勘で取引をしても利益が出るときもあります。

ただし、こうした勘や運に頼るのでは継続して利益を出すことはできません

実績に基づいた信頼性の高い方法を用いることが肝心で、相場の予測で非常に有効なのが、「テクニカル分析」です。

FXのチャートを分析することで、買い時や売り時を示すサインとなるパターンを読み取ることができます。

そしてこのチャートは過去の取引やパターンから今後の相場ががどうなっていくかを予測する手法です。

一方で、テクニカル分析と並んでよく知られている手法として、ファンダメンタルズ分析があります。

ファンダメンタル分析は各国の貿易統計や経済・政治の動向などから相場を分析する方法です。

より長期的な視点に立ち、今後の相場の方向性を見極めるためにも、経済のファンダメンタルを左右するニュースや統計情報、社会情勢などの変化にもアンテナを張って情報収集する習慣をつけて下さい。

テクニカル分析は、FX会社の取引ツールや分析ツールがあれば、だれでも活用できます。

私はテクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方を活用していますが、初心者は
テクニカル分析のチャートから勉強を始めてみてください。

「チャート」は過去の値動きをグラフに表したものを用いて、将来の値動きを予想する手法です。

トレンド系とオシレーター系

テクニカル分析と呼ばれる手法には大きく分けて「トレンド系」と「オシレータ系」があります。

トレンド系は相場の方向(トレンド)を表す指標で、移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡が有名です。

オシレーター系は、相場の振れ(オシレーター)を自動で計算してくれて、相場の強さを分析する手法で、RSIやストキャスティクス、MACDなどがあります。

テクニカル分析の手法はいろいろあります。すべてを把握する必要はありません。
また、どれが一番良いと変わるというものでもありません。

それぞれ特徴がありますので、自分に合った手法をいくつか組み合わせて使うのがおすすめです。

チャートだけでは見えなかったさまざまな傾向がテクニカル分析を使うと見えてきます。

慣れてきたらいろいろ試して、自分に合ったFX戦略を確立してください。

そうはいっても、100%勝てる手法はありません。

自分の得意なテクニカル分析を組み合わせたり、いろいろな状況の変化に応じて使うテクニカル分析を変えてみたりして試行錯誤をするしかないでしょう。

チャートは投資家たちの心理を表す

移動平均線においてサポートラインやレジスタンスラインは、過去に値動きが止まったところを意味しているため、為替レートがこのラインに近づいてくるとFX投資家たちは、サポートラインやレジスタンスラインを意識し始め、注目が集まると取引が活発なります。

取引が活発になると、サポートライン付近でレートが反発したり、レジスタンスラインでこれまでの上昇していたのが、止まりやすくなります。

このように、チャートは過去の値動きに過ぎないものの、誰しも同じチャートを見ているわけです。
過去にここで反発したから買おうとか、過去のパターンからもう天井で下がりだすだろうとか、
同じことを予想しやすくなり、同じような心理が生まれてきます。

テクニカル分析は、こうした皆さんの心理状態を様々な計算方法で数値化したものです。

そしてチャートには有名なパターンがあります。

たとえば、三尊天井や逆三尊、三角持ち合いやボックスなどです。

こうしたパターンはこれまで何度となく繰り返しでてきており、投資家の心理を反映したものです。

人間の欲や恐怖からくる心理は大きく変化するものではないので、過去に有効だった法則は未来においても有効だと思います。

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