FXで勝ちたかったら読みなよ! 2024年4月6日(土) スイスフラン売り継続(中長期戦略) 

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4月6日(土) スイスフラン売り継続(中長期戦略)

前回のコラムでもご紹介した通り、スイスフランをUSドルに対して売りを推奨しています。

そうしたなか、4月4日にマーケットが注目しているスイスのインフレ率が発表になりました。

スイスのCPI 前月比
2月 0.6% → 3月予想 0.3% → 結果 0%

スイス CPI 前年比
2月 1.2% → 3月予想 1.3% → 結果 1%

マーケットの予想よりも低い結果です。

前回のスイス中央銀行のサプライズ利下げによって、現在、スイスの政策金利は、
1.5%になりました。
結果的に前回のスイス中央銀行の利下げは、今回のCPIの結果によって正当化された感じです。

今回のスイスのCPIの結果を見ると、スイスは段階的に金利を下げていく可能性が高まっていると感じます。

また、スイス中銀はスイスフラン高を阻止するため、為替介入をする用意があることを認識しておく必要があります。

過去を振り返ると、スイス中銀は、スイスフラン高を避けるためにスイスフラン売りの為替介入をしてきた歴史があります。
これは、輸出企業の支援のためという名目でした。

その後、何とスイス中銀は、一転して2022年にスイスフラン買いの為替介入をする方針に切り替えました。
これは、スイスフラン安が、輸入物価を押し上げることを懸念したものです。

スイス中銀がスイスフラン買いの為替介入している理由として、輸入物価の抑制のほかに、もう一つ上げられるのは、外貨準備高を削減です。

過去に大量のスイスフラン売り外貨買いの為替介入をのために、昨年末8000億スイスフラン相当近くあった外貨準備高が、直近では6000億スイスフラン台まで減少してきています。

スイス中銀は、それでも依然として巨額の外貨準備高を保有しており、今年も
継続してスイスフラン買い介入を継続する可能性が高いため、スイスフランの高値は限定的と見ています。

こちらはスイスフラン円の週足チャートです。

171.7円が強力なサポートとなり、ここを抜けない限りスイスフランは下落継続です。

直近では、168円レベルまでスイスフラン円は上昇していますが、引き続き、戻り売り継続です。

前回のコラムでも指摘しましたが、スイスフランを売る対象は、ドルかユーロを推奨です。

ちなみに私は、イスラエルを取り巻く中東情勢が今後拡大することを見越して、リスク管理の意味で、168円台でスイスフラン円の売りポジションも新たに保有しました。

スイスフランに関しては、目先の上下に一喜一憂しないで、少し長い目で見ていきたいです。

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