12月2日(土) ユーロ豪ドル継続売り?!
今週はいろいろと動きがあった週でした。
まずは、FRB高官のなかではタカ派の筆頭であるウォラー理事とボウマン理事が講演をしました。ボウマン理事はこれまで通り、追加の利上げが必要、とこれまでと同じようなタカ派的な内容でした。
問題はウォラー理事の講演なのですが、全体的には従来通りタカ派的な内容だったと思います。
ところが、マーケットはほんの一部のフレーズ「インフレ率の低下を理由に利下げを開始できる」に大きく反応し、ドルは大幅に下落しました。
このタカ派の筆頭であるウォラー理事が、”利下げ”という言葉を使ったことのインパクトが大きかったようです。
2番目のニュースは、ヨーロッパ関連のユーロに関する内容です。
11月のユーロ圏消費者物価指数が11/30に発表されました。
結果は、前年比で2.4%まで鈍化となりました。
この数字は約2年ぶりの低い数字です。特にイタリアなど南欧の数字が悪くなっています。
こうした結果に反応してユーロは大きく下落しています。
こちらは、ユーロ豪ドルの6時間足チャートです。
このチャートを見るとわかりますが、昨日はユーロ豪ドルが急落していますね。
ユーロ豪ドルに関しては、11月18日のコラムで取り上げています。
このコラムでもユーロ豪ドルの売りを推奨しています。
このユーロの行方ですが、まだまだ下がりそうです。
ただ、ユーロを売る対象はしっかり見極めて下さい。
円に対しても下落していますが、円は基本弱い通貨でこの傾向は来年も続きそうです。
したがってユーロ円はどこかで切り替えしてきそうです。
やはり豪ドルやニュージーランドドルなど資源国通貨が強いので、やはり豪ドルに対してユーロを売るのが最もおすすめです。
ユーロ豪ドルの継続売りを推奨です。
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